商務部(商務省)の高峰報道官は14日の定例記者会見で、2017年1~8月の中国の対外投資協力の状況を説明した際、「中国国内の投資家は世界152ヶ国・地域の企業4789社に非金融分野の直接投資を行い、累計投資額は687億2千万ドル(1ドルは約112.7円)に上り、前年同期比41.8%減少した。理性を欠いた対外投資がさらに抑制されるようになった」と述べた。中国新聞網が伝えた。
高報道官は、「17年1~8月に全国で新たに設立された外資家企業は2万389社で同10%増加し、実行ベース外資導入額は5479億4千万元で同0.2%減少した。8月の外資系企業設立数は2686社で同1.8%減少、実行ベース外資導入額は625億2千万元で同9.1%増加だった」と説明した。
中国の対外投資には具体的に次の4つの特徴がみられた。(1)産業の外資導入状況が安定を維持した(2)ハイテク産業の外資導入の増加傾向が好調だった(3)中部地域の外資導入が増加傾向を維持した(4)主な投資元国・地域からの投資が増加を続け、1~8月には上位15ヶ国・地域からの実行ベース外資導入額のうち、香港地区からのものが7.8%増加したほか、台湾地区が41.5%増加、日本が3.4%増加、オランダが396.8%増加、フランスが64.8%増加、デンマークが475.1%増加した。
「人民網日本語版」2017年9月27日 |