国家統計局が27日に発表したデータによると、今年8月には全国の一定規模以上の工業企業(年売上高2000万元以上の企業)の利益が6719億7千万元(1元は約17.0円)に達して、前年同期比24%増加し、増加率は7月を7.5ポイント上回った。1~8月の利益は同21.6%増加し、増加率は1~7月を0.4ポイント上回った。「経済日報」が伝えた。
同局工業統計司の何平博士は、「8月のデータは価格が上昇し、コストが低下し、工業利益の増加率が上昇するという特徴を示した」と指摘した。
何博士によると、「工業製品の価格が上昇した。8月には工業生産者出荷価格(PPI)は7月より0.8ポイント上昇し、工業生産者購入価格は同0.7ポイント上昇した。おおまかな計算によると、価格上昇により工業企業の利益は前年同期比約1273億元増加し、増加額は7月に比べて約406億元多く、利益増加額全体に占める割合は31.2%に達した」という。
また何博士は、「企業の生産コストが低下した。8月には工業企業の主業務の収入得100元あたりのコストは85.44元で、同0.64元低下し、前月比ではさらに0.51元低下した」と述べた。
何博士はさらに、「このほか、石油産業、鉄鋼産業、電子産業などの産業の牽引効果が明らかだった」との見方を示した。
「人民網日本語版」2017年9月28日 |