中国の大手IT調査会社、易観国際がこのほど発表した報告によりますと、今年の第2四半期(4-6月期)、中国の第3者モバイル決済規模は第1四半期より22.5%増えて、23兆408億2000万元に達したということです。
易観国際は、第2四半期にEコマースの回復や、金融取引の急成長が第3者モバイル決済の比較的速い成長を支えていると分析しています。
市場シェアの面では、「アリババグループ」が提供するオンライン決済サービス、アリペイ(支付宝)とテンセント金融(テンペイ)が合わせて92.82%を占め、引き続き主導的地位に立っています。そのうち、消費業務と個人振替業務の爆発的な成長のため、アリペイは引き続き53.7%のシェアで首位を維持することができました。一方、テンセント金融は個人サービスの取引が急成長すると同時に、「電子お年玉(紅包)」を代表とする個人間送金サービスにおける優位性も拡大し続け、市場シェアが39.12%に達し、2位となりました。
中国国際放送局日本語部より