故宮博物院には200匹以上の猫が住んでおり、それぞれに名前がある。彼らは毎日ネズミを捕まえてくれる“宮内スナイパー”だ。この猫にちなんで開発された“故宮猫”シリーズの商品が、子どもたちの心を掴んでいる。また故宮内には犬も住んでいる。閉館後は故宮を巡回する勤勉な犬だ。そこから“牡丹柄”と“菊の柄”を施した犬の服を開発し、2016年春の牡丹展と秋の菊展で販売した。
先日には、はるばる承徳から鹿たちが故宮にやって来た。9月26日に開幕した「天禄永昌――故宮博物院蔵瑞鹿文物特別展」で来場客にお披露された。
故宮は、若者の喜ぶようなやり方で伝統的文化価値を伝えている。
朝珠(古代の装飾品)のイヤホン、“正大光明”と書かれた充電器、“奉旨旅行”と書かれた旅行バッグ、“朕はこんな漢なり”と書かれた扇子など、故宮の文化商品は2015年、8700種類以上となり、売上は10万元を越えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月7日