中国銀聯が9日、今年の国慶節(建国記念日、10月1日)連休期間(1~8日)の銀聯ネットワーク取引データを発表した。同期間の取引額は1兆3700億元(約23兆4032億円)に達して、連休期間の取引額の記録を更新し、取引件数は7億2800万件に上った。一日あたりの平均でみると取引額は前年同期比36.2%増加し、取引件数は同11.7%増加した。海外での銀聯カードの利用状況をみると、「一帯一路」(the Belt and Road)沿線の新興の旅行目的地の人気が沸騰し、「雲閃付」(クイックパス)をはじめとする銀聯の革新的な決済商品が観光客に好まれていることから、ますます多くの海外の企業が中国人観光客を誘致するための重要な手段として銀聯カードの受け入れ体制を整えるようになった。飲食や観光地の入場券といった業務を手がける企業は、銀聯カードによる取引額の増加も目立った。(編集KS)