汪洋副総理は9日に北京で開かれた「貧困削減と発展ハイレベルフォーラム2017」に出席し、挨拶を述べた。人民日報が伝えた。
汪副総理は「貧困根絶は全人類共通の理想であり、現代の重要なテーマでもある。中国は常に国際貧困削減事業の積極的な提唱者、力強い推進者であり、各国と共に、引き続き貧困削減経験の交流を行い、国際貧困削減・発展協力を踏み込んで推し進め、『持続可能な開発のための2030アジェンダ』の実現に力強い原動力を与えることを望んでいる」と強調。
「中国共産党と中国政府は常に貧困根絶、民生改善、共同富裕の実現を執政の趣旨としており、中国の政治的優位性と制度的優位性は、われわれが世界の注目する貧困削減の成果を得るうえで根本的な保証となった。第18回党大会以来、中国は貧困脱却の難度が高まり続ける中でも、毎年1000万人以上の貧困を削減し、新しい重要な時代的特徴を示した。習近平総書記は党の指導の核心であり、強い使命感と政治的責任感をもって、自ら貧困者支援に力を入れ、卓越した指導力を示した。党の作風転換は各政策措置の実行を力強く保障した。各地は精密な貧困者支援を踏み込んで実施し、大衆は実情に即した革新を図り、全党・全社会は力を合わせて難関を攻略し、貧困者支援開発のたゆまぬ新たな進展を後押ししてきた。次の段階において、中国は新発展理念を堅持し、精密な貧困者支援の方策を堅持し、重点貧困地域と重点貧困層に焦点を合わせ、社会各方面に一層参加を働きかけ、断固として貧困脱却を最終達成し、国際貧困削減事業に新たな貢献を果たす」と強調した。
「精密な貧困者支援と持続可能な開発のための2030アジェンダ」をテーマとする今回のフォーラムには、グテーレス国連事務総長が書面で祝辞を寄せた。13カ国の政界要人、16の国際機関の代表及び専門家や学者計200人余りが参加した。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年10月10日 |