国際通貨基金(IMF)は10日、最新の世界経済見通しを発表し、今年と来年の中国の成長率見通しを再び上方修正した。IMFは中国の経済成長率見通しを2017年は6.8%、2018年は6.5%と、それぞれ7月の予想から0.1ポイント上方修正した。
IMFは中国と米国の見通しの改善から、世界全体の経済成長率見通しを2017年は3.6%(前回予想は3.5%)、2018年は3.7%(同3.6%)とした。米日欧の経済成長率見通しも上方修正した。
IMFチーフエコノミストのオブストフェルド氏は「世界の景気回復は加速し続けている。各国政府は今回の景気回復の機会を捉え、良好な環境を利用して潜在的な成長力をさらに掘り起こすべきだ」と指摘。世界的協力を強化して、世界貿易体制の発展を強化し、金融規制・監督を改善し、世界金融セーフティネットを強化するよう各国に呼びかけた。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年10月11日