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日本のロイヤルチェンバーオーケストラの招きで訪日した中国人民解放軍総政治部の歌舞団による新版オリジナル歌劇『木蘭詩篇』が、2009年11月11日から20日まで、東京、札幌などで上演され、大きな反響を呼んだ。
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学習院の創立100周年記念会館で行われた歌劇『木蘭詩篇』の初公演(新華社) |
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芸術総監督の彭麗媛さん(左から2人目)は中国と日本の芸術家たちとともにカーテンコールに応えた |
11日に学習院の創立百周年記念会館で行なわれた初公演では、同オーケストラの芸術総監督であり、指揮者でもある堤俊作氏が自ら指揮し、皇太子さまも観賞された。
カーテンコールでは、主役の「木蘭」を最初に演じた国民的なソプラノ歌手で『木蘭詩篇』の芸術総監督をつとめる彭麗媛さんが日本の有名な歌手、芹洋子さんといっしょに舞台に上がった。2人は古い友人で、25年前、『四季の歌』を合唱したことは、人々の記憶になお新しい。2人はもう一度、『四季の歌』を合唱し、満場の客席からは手拍子がわき起こった。
『木蘭詩篇』は、男装した「木蘭」が父に代わって従軍するという中国ではよく知られている物語の『木蘭の辞』を元にして制作されたが、それを基礎として現代人の見方や考え方を加えて脚色し、「戦争と平和」をテーマとして人類が追求する「真・善・美」の崇高な境地を表現し、中国人民が心から平和を愛していることを表現している。
歌劇を見た日本画家の藤島博多さんは「純粋でオーソドックスな中国文化がもたらす大きな衝撃を、観客はみな感じ取ったと思います。『木蘭詩篇』は、歌劇という壮大で華麗な芸術で、中国人がどれほど心から平和をたたえ、どれほど純粋に穏やかで幸せな生活にあこがれているかを、見る人に訴えていました」と述べた。
昨年9月以来、日本では、「京劇の花―梅蘭芳展」「聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝」「2009東京中国映画展」「周恩来展」など一連の催しが行われ、中国文化ブームが起こっている。
人民中国インターネット版 2010年2月2日
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