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福井茶文化交流団が雲南を訪問

 

王漢平・楊振生=文

3月6日から11日まで、日中友好協会副会長で福井県日中友好協会会長の酒井哲夫氏を団長とする福井日中友好文化交流訪中団一行15人が、雲南省を訪問した。

雲南省は中国南西部に位置し、世界の茶樹原産地の中心地帯であり、プーアル茶で広く知られる。また、ここには有名な古代の交易路・茶馬古道が誕生した。訪問団一行は、中国茶文化研究センターと雲南省茶馬古道保護開発協調委員会の手配で、省都の昆明、かつて茶馬古道の要衝だった大理と麗江のほか、今も保存状態が比較的良好な古い交易所の沙渓寺登街、古い宿場の祥雲雲南駅を訪れ、日本の茶道を披露した。また、中日双方の茶芸と書法の交流を行い、相互の理解と友好を深めた。今後、適当な時期に、雲南側も訪日団を送り福井との相互交流をしていくという。

今回の訪中団には、副団長として福井茶の湯同好会会長の師田一郎氏と元福井市美術館館長の松村忠祀氏、顧問として鯖江市文化財調査委員長の青木豊昭氏と金沢大学名誉教授の岩原正吉氏が参加。ほかに福井県日中友好協会事務局長豊岡北士氏、堀内農産代表の堀内道徳氏、仏壇工芸師の細川丈夫氏らが参加した。

訪中団一行、大理氏にある日本四僧塔前にて

 

麗江にて、酒井哲夫団長が自らの作品「無我有道」を説明

 

雲南省プーアル茶協会の張宝三会長が訪問団に「以茶会友」の書を贈る

 

訪問団一行、雲南馬幇文化博物館前にて

 

古い交易所である沙渓寺登街の民家を参観

 

昆明で日本の茶道を紹介。左端が青木豊昭氏、左から2人目が松村忠祀

 

雲南省文学芸術連合会で茶文化交流研究を行った

 

中国茶文化研究センター主任の張宝三氏と雲南省文学芸術連合会副主席の麻衛軍氏(右)から訪中団一行に贈り物が手渡された

 

大理下関茶廠で、左から岩原正吉氏、師田一郎氏、酒井哲夫氏、細川裕子氏、松村忠祀氏、豊岡北士氏、細川丈夫氏

 

人民中国インターネット版 2011年3月23日

 

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