9月16日に初の海外公演を北京市で行う日本の人気歌手グループ「ＳＭＡＰ」が15日、人民大会堂で記者会見を開いた。

今年5月、日本を訪問した温家宝総理がＳＭＡＰと面会した折、「ぜひ中国で公演を行い、日本と中国の間に友好の種をまき、きれいな花を咲かせてほしい」と述べたのがきっかけで、今回ついに実現するはこびとなった。

公演テーマは「がんばれ日本！ありがとう中国！アジアは一つ！」　東日本大震災に対する中国からの義援金や物資の提供、救済隊の派遣などの復興支援に感謝を込めて決められた。

木村拓哉さんは「東日本大震災に対して、中国の多くの方からたくさんの支援をいただき、世界中人の気持ちはつながっていると改めて感じました。皆さまにとても感謝しています」と話し、来年の日中国交正常化40周年について、「友好関係がもっともっと続いてほしいですし、このＳＭＡＰの北京公演を40周年の前祝いとしていただけたらうれしいと思います」と語った。

北京公演の抱負について、稲垣吾郎さんは「中国での公演は夢でした。実現することができ感激しています。ようやく会える中国の皆さまと楽しく、笑顔の絶えない公演にしたいです。また、今回をきっかけに、中国・日本・アジアのみんなが心を一つにして絆を深めていければと思います」と意気込みを語った。

ＳＭＡＰにとって念願となる中国公演は、9月16日、北京市工人体育場にて午後7時30分（現地時間）開演予定。

人民中国インターネット版　2011年9月16日