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浮世絵の魅力語る

日本国際芸術文化協会副理事長清華大学で講演

文・写真=笈川幸司

世界各国で浮世絵の魅力を伝えている日本国際芸術文化協会の平井正昭副理事長が3月10日、清華大学で講演し、美術を学ぶ学生らが熱心に聞き入った。

講演している平井正昭副理事長

平井副理事長は、2004年から在日大使館や世界各国の大統領らを訪ね、浮世絵を寄贈する活動をしている。

平井副理事長は、実物の浮世絵を持参し、学生らに触れてもらいながら講演した。吹き出しや光を表現する方法など現在の漫画に見られる技法は、実は浮世絵をルーツにしていると指摘。ゴッホらが浮世絵から多大な影響を受けた経緯も説明した。

講演している平井正昭副理事長

また、浮世絵に描かれている衣服の絵柄には、中国で生まれた紋様をモチーフにしたものもあるとし、その詳細な表現から、中国の水墨画や山水画の絵師たちがアドバイスや共同作業に加わっていた、との可能性を指摘。「浮世絵は現在も価値を失っていない、芸術性が高い文化遺産だ」と話した。

アニメによるあるシーン(写真提供:平井正昭) 口から吹き出し&台詞(写真提供:平井正昭)

 

 

人民中国インターネット版 2012年3月14日

 

 

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