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歴史が長い留学文化

『国家中長期教育改革と発展規画要綱(2010~2020年)』によると、2020年までに、アジア最大の留学先となることが中国の目標だ。より多くの留学生を受け入れ、彼らが真の中国を肌で感じ、中国への理解を深めた友好的な留学生になるよう育てることを目指している。

中国では昔から日本人留学生がいた。7世紀初めから9世紀末までの約2世紀半の間に、日本は中国文化を学ぶために、唐へ十数回にわたり遣唐使団を派遣した。その派遣の回数、規模、時間、内容など、いずれも中日文化交流史上、最も盛大な交流活動だった。遣唐使は日本社会の発展と中日友好交流の促進に大きく貢献し、多くの成果を遂げ、中日文化交流において初めてのピークを迎え、最初期の日本人留学生だったと言える。

今、中日両国の留学生による交流が日増しに盛んになり、日本人留学生数も韓国に続いて2番目となった。現在、約16000人の日本人留学生が中国で学んでいる。両国政府も留学生の交流を非常に重視している。

5月25日、日本を訪問している教育部の袁貴仁部長が、東京で平野博文前文部科学大臣と業務会談を行った。これから5年間の中日両国の教育交流と協力について、双方は重要な共通認識に達した。第1に留学生の交流を促進し、引き続き政府奨学金プロジェクトを継続し、自費留学を奨励してその規模を拡大する。第2に、両国による教育交流のメカニズム構築を促進し、教育分野でのハイレベル相互訪問を今後も継続し、共同で中日大学学長フォーラム、中日大学フェアなど、両国による交流プラットホームの構築を支援する。第3は「キャンパス・アジア」プロジェクトの実施を推進し、中日韓三国によるサミットでの共通認識を確実に反映させ、プロジェクトの進行を加速し、その品質を保証し、適宜規模を拡大し、またこのプロセスによって両国間による大学の交流と協力をリードする。第4は言語教育を推進し、相手の言語を学ぶようにより多くの青少年や市民を励ます。

中国経済の発展と国際化が加速するにつれて、ますます大勢の人々が中国に来て、自分の見聞きした事柄を通じて現在の中国を理解し、彼らが自ら中国の素晴らしさを体験するようになった。中日両国による留学生の交流は、必ず両国民の理解を深めさせ、留学経験を持つ彼らも必ず両国友好の使者となるに違いない。

 

人民中国インターネット版 2012年12月25日

 

 

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