リライト・写真=銭海澎
中国で最も有名な日本人として知られている俳優・矢野浩二氏は、所属事務所の「金色池塘」との契約を5年間延長することになり、8月28日に北京で特別記者会見が開かれた。
|
スタッフ全員との記念撮影「We are family!」 |
矢野氏は、「金色池塘」芸能事務所とこれまでに10年間の契約を結んでおり、今回の記者会見では、この10年間の中国での奮闘ぶりを映像やトークで振り返り、「いろんな仲間にめぐり合えたことはかけがえのない財産であり、多くの友人たちからの支えのおかげでずっと中国で頑張り続けることができた」と感謝を表明し、これからの目標について、「あまり多くのことを望まず、目の前の仕事一つひとつに全力で取り組んでいきたい」と語った。
|
「金色池塘」の王裕仁氏から「超級一哥(第一人者)」の招聘状を受け取る矢野氏 |
また「矢野氏の役者人生に大きな影響を与えた」同事務所の楊陽(ヤン・ヤン)監督から、今後彼のためにスパイドラマを制作し、ヒーロー役で出演してもらうという発表があった。 矢野氏はこれまでに『小兵張嘎』『鉄道遊撃隊』など多数のテレビドラマに出演し、旧日本軍兵士の役を演じることが多かったため、「日本兵専門の役者」とも呼ばれてきた。しかし2012年にはドラマ『浮沈』で、在中国日系企業の総裁役を演じて好評を博した。「日本兵専門の役者」を卒業した矢野氏について楊陽監督は、風格を備えたヒーローの役を彼に用意したいと語り、今後に期待を寄せた。
|
楊陽監督から贈られた「定製諜戦劇(スパイドラマ)」の記念プレート |
人民中国インターネット版 2013年9月2日 |