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中国人研究者、東京でシンポジウム開催 鳩山氏も出席

 

 

シンポジウムであいさつする鳩山由紀夫・元首相

 

 

日本での留学経験のある中国人研究者らで作る「中国留日同学総会」などの機構が12月1日、東京の中国文化センターで「留日学人と美しい中国の建設シンポジウム」を開催した。中国駐日本大使館の白剛・公使参事官や鳩山由紀夫・元首相、後藤田正純内閣府副大臣、各友好団体の代表らを含む100人以上が出席した。

中国留日同学総会の会長を務める汪先恩博士はあいさつで、忙しい中をやってきた参加者に感謝の言葉を述べ、内閣副総理を務めた後藤田正晴氏(故人)や日中協会の白西紳一郎理事長が総会を特に気遣ってきたというエピソードを紹介した。中国留日同学総会として今後、悪化した自然環境と中日関係を改善し、祖国の平和発展の促進に努めていくと述べた。

鳩山氏はあいさつで、シンポジウムの成功に祝賀を述べた後、環境に国境はなく、いかなる場所で発生した汚染も地球全体に影響し、全人類に影響する可能性があると指摘した。日本には深刻な汚染を厳しく取り締まってきた経験がある。鳩山氏自身も内蒙古の砂漠化状況を視察し、自らが率いる「友愛会」と小淵基金を通じて数年にわたる支援を行い、中国の緑化事業に貢献してきた。鳩山氏は、中国留日同学総会を通じて両国の環境保護協力がさらに拡大し、環境改善にさらなる貢献ができることに期待を示した。

後藤田正純氏は、アジアの平和なくして世界の平和はなく、中日の平和なくしてアジアの平和はないとし、環境保護や文化、スポーツなどでの交流と協力を中日間で強化する必要性を指摘した。さらに小学2年生になる自らの息子がテレビゲームではなく中国由来の囲碁に夢中になり、すでに六段を取っているとのエピソードを紹介。中国と日本の文化交流は大きな影響力を持っているので、中国留日同学総会には交流の橋梁としての役割をさらに果たしてほしいとの希望を語った。

日中友好協会の村岡久平理事長と日中友好会館の武田勝年理事長は、中国留日同学総会との協力を強化し、中日友好を推進したいと述べた。日中協会の白西紳一郎理事長は、頭のいい若者は中国の最大の魅力であり、美しい中国の建設のためにみんなで力を発揮してほしいと語った。

中国留日同学総会は1998年から毎年、「在日研究者と21世紀中国発展シンポジウム」を主催し、国家の発展のための計画や戦略を提案してきた。16回目となる今回は、環境がテーマとなった。今回の主催は中国留日同学総会と全日本中国学友会、協賛は日中協会と中国文化センター、中関村駐東京連絡処だった。

 

「人民ネット」より 2013年12月4日

 

 

 

 

 

 

 

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