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木寺大使(中)、「日本大使賞」を受賞した李敏さん(右から3番目)、一等賞受賞者らの記念撮影 |
第9回「中国人の日本語作文コンクール」表彰式が12日、北京で開催された。挨拶に立った在中国日本大使館の木寺昌人大使は、日本語を学ぶ中国人学生に対し、両国の友情をつなぐ架け橋になって欲しいと激励した。中国新聞ネットが伝えた。
木寺大使は、1等賞を受賞した6編の中から、最優秀賞(日本大使賞)を選出した。再優秀賞に選ばれた作文を書いたのは、国際関係学院日本語翻訳科に所属している大学院生の李敏さん。受賞作の題名は「カルタ・カンタービレ」で、日本の伝統文化や小倉百人一首との出会いについて書かれている。
木寺大使は、「まるで和歌のように、思わず歌い出したくなるような作品」と李さんの作文を称賛した。そして、「一等賞に選ばれた作文は全て極めて優秀で、皆さんが中国の各地で地道な努力を続けていることに非常に感動した。皆さんは両国関係の今後について心配していることと思うが、私はこれからも友好関係が続くと固く信じている。皆さんとともに努力していきたい」と続けた。授賞式に出席した中国人学生は、自分たち学んだ日本語を大いに役立てて両国間の友情の架け橋となることを木寺大使に約束した。
全国政協委員の潘慶林氏は表彰式において、「中国と日本はともに、今でも漢字を使っており、これは素晴らしいの一言に尽きる。我々は今後も、両国の友情を護っていくことに心を砕いていかなければならない」と話した。
今回の受賞作文61編は、すでに一冊の本にまとめられた。授賞式の会場では、次の第10回中国人の日本語作文コンクールのテーマ「ACG(アニメ・漫画、ゲーム)と私」が発表された。
「人民ネット日本語版」より 2013年12月13日
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