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唐家璇会長が九州日中友好交流訪中団を歓迎

 

文・写真=王衆一 

 

 

九州日中友好交流訪中団の歓迎レセプションに出席している唐家璇中日友好協会会長

 

唐家璇中日友好協会会長は4月10日、北京で開かれた、松本龍福岡県日中友好協会会長(元環境大臣)が率いる九州日中友好交流訪中団の歓迎レセプションに出席し、「信念を固め、困難を迎えても前進し、積極的に行動し、困難な局面を共に克服しよう」とスピーチした。

 

唐家璇会長はスピーチで、九州地区日中友好団体が長い間、中日関係を促進するために貴重な貢献をしてきたことを称賛した

 

唐家璇会長はスピーチで、九州地区日中友好団体が長い間、中日関係を促進するために貴重な貢献をしてきたことを称賛した。とりわけ昨年9月、福岡県日中友好協会が企画し、22の九州民間友好団体を福岡に招集し、いかに両国関係の改善を推進すべきか検討し、また『九州日中友好交流宣言』を発表し、両国民が手を携えて努力し、平和で美しい未来を共に作ろうと呼びかけ、大きな反響を呼んだことを評価した。 

 

唐会長は、両国の政治関係は厳しい困難に直面し、懸念されていると語った

 

中日関係について、唐会長は次のように語った。

現在、両国の政治関係は厳しい困難に直面し、懸念されている。これは中国側にとって望ましくない局面であり、責任は日本政府の間違った政策と言行にある。中日国交正常化40数年来、友好協力は両国関係の主流だが、注意しなくてはいけないのは、日本国内にはずっと暗流、甚だしくは逆流が存在しており、一度その勢力が強くなると波風を立て、両国関係の政治的基礎を損ない、友好協力の大局への妨げになってしまう。一連のそうした行動は危険な思想傾向を暴露しているが、両国の広範な友好人士や有識者は高い関心と警戒心を持たなければならない。

 

唐会長は、われわれは日中友好団体と日本各界の有識者たちとともに、信念を固め、困難を迎えても前進し、積極的に行動し、困難な局面を共に克服し、民間の力と知恵を余すところなく引き出し、中日関係の改善と発展を促すのにたゆまぬ努力をしようとしていると表明した

 

唐会長は、さらに次のように強調した。

中日両国は一衣帯水の隣国であり、歴史的な淵源は久しく、文化が相通じており、利益が溶け合っているだけでなく、現在では世界第2、第3の経済体でもある。両国は平和発展の道を歩まない理由はどこにもなく、戦略的互恵関係をよりよく推進し、両国の国民を幸せにし、アジアの安定と繁栄を推進しなければならない。民間の友好交流は中日関係の優秀な伝統であり、独特のメリットを持っている。現在の情勢の下、われわれは日中友好団体と日本各界の有識者たちとともに、信念を固め、困難を迎えても前進し、積極的に行動し、困難な局面を共に克服し、民間の力と知恵を余すところなく引き出し、中日関係の改善と発展を促すのにたゆまぬ努力をしようとしている。

 

歓迎レセプションの司会を担当している中日友好協会関立彤秘書長

 

 

唐会長のスピーチを真剣に傾聴している来場者たち 唐会長のスピーチを真剣に傾聴している訪中団のメンバーたち

 

松本龍会長はあいさつでこう語った。

日中・中日友好協会の50、60年間の友好交流を通じて、両国の友好人士は固めた信念と大きな勇気で多くの困難を克服し、中日関係の発展を絶え間なく推進してきた。

 

あいさつしている松本龍会長

 

今、日中政治関係は厳しい局面に直面しているが、両国の民間人士は両国関係の改善と発展のために、地方、経済および青少年の交流を積極的に行うべきだ。歴史問題について、日本側は「河野談話」、「村山談話」および「宮沢談話」を堅持しなければならない。両国は「歴史をかがみとし、未来に目を向ける」という精神に基づき、両国関係をいっそう発展させ、日中友好の力を強化し続けて、アジアと世界の平和と安定を維持するために積極的に貢献していく。

 

福岡市日中友好協会中村元気会長は訪中団を代表して『第1回九州日中友好交流訪中団声明』を発表した

 

歓迎レセプションで、訪中団は『第1回九州日中友好交流訪中団声明』を発表し、中日間の「4つの政治文書」の各原則に従い、両国政府が一刻も早く対話と交渉のシステムを構築し、矛盾と食い違いを適切に処理し、中日両国の民間友好交流と長期的な平和を促進することを期待していると表明した。

 

松本龍団長のスピーチを真剣に傾聴している来場者たち 現場で積極的に取材している中国と日本のメディア

 

 

人民中国インターネット版 2014年4月11日

 

 

 

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