5月12日、北京大学李岩松副学長(左から5人目)は、日本科学協会中村健治常務理事(左から4人目)と「笹川杯全国大学日本知識大会」について会見し、大会開催に向けた中日協力関係を大きく前進させた。
さらに、国際合作部李洪権副部長、会議センター陳振亜総監督、日本語学部王京教授などの各部門責任者と日本側の実務打合せが行われるなど大会は開催に向けて本格始動した。
今年の大会は、日本科学協会と北京大学との共催、日本財団の特別協賛により、11月22日から23日まで北京大学で開催されることが決定しており、中国国際放送局、中国青年報社、人民中国雑誌社、全日本空輸㈱を始めとした日中両国の多数の関係機関からも協賛・後援を得ている。
本大会は、中日相互理解の促進と日本語教育の振興を目的として、中国の大学の日本語学習者を対象に2004年から実施している中日交流事業である。中国においては、本大会のような全国規模の知識大会は他に類がなく、これまでに280を超える大学が参加した。大会開始から10年目となる今年は、「参加100大学を目標に大々的な募集活動を行っている」と主催者側は語っている。
北京大学李岩松副学長は、「北京大学は、本大会を大変重視している。本大会が、中国の日本語教育や日本に対する認識を向上させ、中日関係と両国の若者交流にプラスの役割を果すことを期待する」と語った。
また、日本科学協会中村常務は、「中国の全ての日本語学科設置大学(約500大学)の1/5にあたる100大学が参加した場合、中国の日本語教育史や中日交流史にも残るビッグイベントとなるものであり、本大会を機に中日友好の気運を民間から盛り上げていきたい。」と語った。
5月9日、北京大学は、中国全国の大学の日本語学部に対して郵便およびE-mailを通じて参加募集を開始した。
日本科学協会は、本大会のほか中国の43大学などへの図書寄贈、中国青年報社、人民中国雑誌社との三者共催による「笹川杯作文コンクール-感知日本」など広範な中日交流事業を展開している。
*図書寄贈累計(1999年~2014年3月):約3,250,000冊*
「笹川杯作文コンクール」応募累計(2008~2013年):約41,000点
人民中国インターネット版 2014年5月16日
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