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「中国文化翻訳と国際コミュニケーション」
および国家言語と翻訳能力育成ハイレベル研修会が北京で開催

 

文・写真=孫雅甜

 

 

中国文化部対外文化連絡局、中国翻訳協会および北京言語大学の共催による「中国文化翻訳と国際コミュニケーション」および国家言語と翻訳能力育成ハイレベル研修会が、5月16日から19日まで北京で開催された。世界40カ国語以上の言語において長年活躍している約400名の国内外から集まった言語学専門家や翻訳者が参加した。

開幕式では、中国文化部対外文化連絡局の張愛平局長、中国外文局副局長・中国翻訳協会秘書長の王剛毅氏、北京言語大学の崔希亮学長、文化部元副部長・中国翻訳協会名誉理事の劉徳有氏があいさつをし、中国外交部翻訳室元主任の陳明明氏、新聞出版ラジオテレビ総局国際協力局の闫成勝副局長、中国国際放送局(CRI)の馬博輝副総編集長らがスピーチをした。

 

中国文化部対外文化連絡局の張愛平局長

 

張愛平局長によると、中国文化部はすでに海外で15の中国文化センターを設立し、中国はこれからも世界各国と協力し、世界中の異国文化を愛し、文化交流に興味を持つ人々に対してさらに便利で優れたサービスを提供していくという。

王剛毅副局長は、「現体制の限界や出版発行ルートにかかわる問題などの原因以外に、国際的なコミュニケーション力を身につけたハイレベル人材と諸外国でも評価される質の高い翻訳作品の欠乏は、世界に向けた中国文化のよりよい発信を妨げている主な原因だ」と述べた。

 

中国外文局副局長・中国翻訳協会秘書長の王剛毅氏 北京言語大学の崔希亮学長

 

劉徳有氏は、「翻訳は中国と外国文化とのコミュニケーションに欠かせない重要な交流手段であり、国際文化交流の舞台で世界各国とよりよく対話するためにも、異文化交流とリライト能力を備えるハイレベルな人材を育成しなければならず、これこそが今回の翻訳ハイレベル研修会開催の趣旨と目的だ」と語った。

 

文化部元副部長・中国翻訳協会名誉理事の劉徳有氏

 

参加者たちは20のチームに分かれて、中国文化の翻訳による海外発信の際に訪れるチャンスと挑戦、政府の方針や政策を伝える政治文書、歴史遺産、文学芸術、映画・テレビ作品、ニューメディアなどの分野の翻訳や人材育成などの課題について深く討論し、中国文化の翻訳による海外発信において、言語力と翻訳水準をさらに向上させるにはどうすればよいかについて、有意義な提案を提出した。

 

日本語研修チームの討論現場

 

主催側は今後、『中国翻訳』、『中外文化交流』などの雑誌や研修会のウェブサイト(www.transculture.cn)、また中国版「LINE」として知られる「WeChat」のID:「文化翻訳人」などを通じて、各言語の翻訳者たちに長期的で持続可能な人材育成プラットホームを提供する。

 

人民中国インターネット版 2014年5月20日

 

 

 

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