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日本映画に上海のファンが感動   
――2014上海・日本映画週間が開幕
 

ロケ地紹介の観光イベントも

 

「映画の旅」展示会場には各ロケ地と観光案内や物産が

 

また、これと並行して「映画の旅」と題する今回上映された映画のロケ地を中心に日本の観光や物産を紹介するイベントが、同じ長寧区の上海高島屋で開催されている。13日夕方には開幕式が行われ、日本から女優の中野良子さん、声優の水田わさびさん、アニメ作品の3人の監督とともに、在上海日本国総領事館の丸山浩一首席領事、中日友好映画祭実行委員会の耿忠理事長らが出席した。

 

ゲストたちによるテープカットが華やかに行われた

 

開幕式ではまず、日本政府観光局上海事務所の小沼英悟所長と、上海美術電影製作所の銭健平所長のあいさつに立ち、観光や映画・アニメによる文化交流の重要性について強調した。続いて今回のイベントの成功を祈念してテープカットが行われた。

 

日本政府観光局上海事務所の小沼英悟所長 上海美術電影製作所の銭健平所長

 

開幕式に続いては、『映画ドラえもん 新・のび太の大魔境 ~ペコと5人の探検隊~』の八鍬新之介監督と声優の水田わさびさん、『映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』の髙橋渉監督、『劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-』の米たにヨシトモ監督が詰めかけたファンの質問に答え、会場のファンに景品の当たる抽選も行われるなど盛りだくさんなイベントとなった。

「映画の旅」はこの後22日まで同デパートの営業時間内にブースでの展示と即売が行われている。『そして父になる』のロケ地となった群馬県(前橋市)、『抱きしめたい』と『野のなななのか』の北海道(網走市・芦別市)、『カノジョは嘘を愛しすぎてる』の東京、『清州会議』の静岡県(浜松市)、『武士の食卓』の石川県、『黒執事』の佐賀県など各映画のロケ地をはじめとする日本の各地の魅力を紹介する観光パンフレットや特産品が展示され、販売も行われている。

 

「上海の人々は日本製品の優れた点を理解しています」と話す席さん

 

このうち石川県のブースでは地酒や醤油などの伝統製品に加え、見事な蒔絵のスマートフォンケースなど若者向けの品物も並んでいた。訪れる方々に物産を紹介していた和趣(上海)貿易有限公司の席遐齢(65)顧問に話を聞いた。

「ブースを訪れるのは若い人がメーンで20代から30代が最も多いですね。上海と日本の交流はますます深くなっており、日本の工芸品の細かな手作業の見事さも理解していただけるようになりました。少々値が張ってもいいものだと買っていただけます。私は長く貿易に携わっていますが、例えば10年前に比べると、日本の工芸品は中国のマーケットにずいぶん入ってくるようになりました。淮海路や南京路の百貨店、高級店、ホテルの売店などには日本の製品が入っていて着実に売れていますよ」

同イベントは22日まで開催されている。

 

「映画の旅」

会期:2014年6月11日~22日まで

開場時間:10:00~21:30

場所:上海高島屋3階イベント会場

所在地:上海市長寧区虹橋路1438(地下鉄10号線伊犁路下車3番口すぐ)

電話:021-22232688

 

 

人民中国インターネット版 2014年6月16日

 

 

 

 

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