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中国翻訳研究院が設立
「中国文化交流および中国語から多言語への翻訳者の育成」
フォーラムが北京で開催

 

 

文・写真=孫雅甜

 

 

中国国務院新聞弁公室の蔡名照主任(中央)と中国外文出版発行事業局の周明偉局長(左)が除幕式を行った

 

 

7月29日、中国翻訳研究院が北京で設立され、「中国文化交流および中国語から多言語への翻訳者の育成」フォーラムが開催された。中国国務院新聞弁公室の蔡名照主任があいさつをし、中国翻訳協会の李肇星会長がお祝いのメッセージを贈り、中国翻訳協会の唐聞生常務副会長がスピーチをした。この他に、翻訳界の団体と大学から代表者と学者らがフォーラムに参加した。

 

中国国務院新聞弁公室の蔡名照主任があいさつをしている

 

蔡主任は、「翻訳研究院が今後、翻訳の研究を目的とした国際交流と協力のプラットホームを提供し、ハイレベルな翻訳者の交流の場を作り、さまざまな言語分野において世界に向けて中国を紹介する優秀な翻訳者を育て上げ、中国と諸外国の学問に通じている翻訳の専門家を育成したい」と表明した。

 

中国外文出版発行事業局の周明偉局長はスピーチをしている

 

 

同日、中国外文出版発行事業局の周明偉局長は、中国翻訳研究院の院長に就任した。周局長は、「当研究院の設立は、中国の翻訳事業の健全な発展を促す大切な取り組みだ」と語り、また研究院の仕事として、中国の時事・政治や中国の古典文化を翻訳する際の重要課題の研究、翻訳を通じて中国を世界に紹介するための権威ある発表体制の構築、ハイレベル翻訳研修会の開催、外国人翻訳家を含む専門家たちを対象にした中国の政治や経済、文化に関する最新情報の提供、中国語から外国語へのより良い翻訳の研究、また中国文化を世界により良く理解してもらうための研究会の開設など、六つの重要な任務を掲げた。

当日のフォーラムでは、北京外国語大学の闫国華副学長、広東外語外貿大学の仲偉合学長、アメリカモントレー国際大学院・翻訳および言語教育学院の鮑川運元院長らがそれぞれスピーチをした。

 

中国翻訳協会の唐聞生常務副会長 アメリカモントレー国際大学院・翻訳および言語教育学院の鮑川運元院長

 

 

 

新しく就任した翻訳研究院の管理者たちに招聘状を授ける

 

会場の様子

 

会場の様子

 

人民中国インターネット版 2014年7月29日

 

 

 

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