青海省の民族歌舞やチベット仏画の世界へ
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財宝神 |
日中友好会館では、青海省文化・新聞出版庁との共催で『印象青海』と題し、中国青海省民族歌舞団による民族歌舞公演と、チベット仏教の軸装仏画「タンカ」を紹介する展覧会などのイベントを開催する。
チベット高原の東北部にある青海省は平均標高が3000㍍という高地エリアにあり、中国最大の内陸塩水湖「青海湖」でも有名だ。チベット族、回族、トゥー(土)族、サラール(撒拉)族、蒙古族など多くの少数民族が暮らしており、彼らの舞踊や歌は放牧や農業、生活に密接に結びつき、今も大切に受け継がれている。これらの芸術は、日本はもちろん中国でもなかなか見ることができない。
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ネバ舞 |
今回の民族歌舞公演では、青海省の少数民族に伝わる歌やチベット族の旅芸人による舞踊「ネバ舞」、チベット族に伝わる民間劇で600年以上の歴史がある「蔵劇」の一場面の仮面舞踏、チベット族の代表的な楽器「六弦琴」による演奏など、個性豊かな演目で構成されている。今回、来日する青海省民族歌舞団は、チベット族自治州歌舞団より選抜された優秀な団員14名で構成され、タイ、マルタ、韓国、アメリカなどでも公演を行ってきた。
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蔵劇 |
タンカ芸術展では「タンカ」制作が盛んなレゴン地方の絵師による作品約35点を展示。ほかに七宝焼、織物、刺繍、アップリケなどさまざまな技法を用いたタンカも展示する。
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釈迦生涯図(仏伝図) |
ほかに、国慶節ミニコンサートやチベット族の歌と伝統楽器演奏などのイベントも開催予定だ。
●印象青海―中国青海省民族歌舞団公演●
日時:2014年10月17日金曜日 19時~、18日土曜日13時30分~、18時30分~、19日日曜日13時30分~全4回公演。各回30分前に開場。上演時間約60分。
会場:日中友好会館大ホール
出演:青海省民族歌舞団14名
料金:前売り券1000円(全席指定)。当日券1200円(空席がある場合のみ販売)
※チケット購入方法などの詳細は http://www.jcfc.or.jp/blog/archives/5424参照。
●青海省タンカ芸術展●
日時:2014年9月26日(金曜日)~10月19日(日曜日)
会場:日中友好会館美術館
入場料:無料
開館時間:10~17時(9月26日は15時~、10月17日は~20時30分、18日は~20時)
休館日:火曜日
※詳細はhttp://www.jcfc.or.jp/blog/archives/5436 参照。
人民中国インターネット版 2014年9月17日
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