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『知日』主筆・毛丹青さん |
毛主筆:中国の若者の姿を日本の読者に届けたい
毛主筆は『知日』創刊当時の環境について振り返った。当時、日中関係はすでに悪化していたが、蘇編集長たちは創刊をやめようとはしなかった。それ以来、彼らは平常心を持って、こびることもなく、けなすこともなく、淡々と4年も続けてきた。
創刊当時、毛主筆は日本語版を出すとは思わなかった。なぜなら、「これは中国人読者のための雑誌であり、中国人の目に映った『日本』を中国人読者に届けるのが私たちの理念だった」からだ。
ではなぜ日本語版を作ろうと思うようになったのか? 日本人がいつの間にか自己陶酔的になってしまい、平常心を持たなくなったことに気付いたのがきっかけだと毛主筆は話した。そのときにふと思い出したのは、中国の若者たちが日本を知ろうと努力している姿、平常心のままの姿だった。その姿をぜひ日本の読者に届けたいという思いから、今回の日本語版が誕生した。
毛主筆は『知日 中国人は、なぜ日本が好きなのか!』の前書きにこう書いている。
「確かに7万人が集まった『反日デモ』は事実です。でも、同時に10万人の『知日』の読者が存在するという事実も、ぜひ日本の皆さんに知っていただきたい」
これは中日両国の編集者に共通する思いに違いない。
人民中国インターネット版 2015年2月27日
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