3月18日、北京で『中国国家イメージ世界リサーチレポート2014』が中国外文局対外発信研究センター、マーケティングリサーチを行なうミルワード・ブラウン社、ライトスピードGMI社によって発表された。調査結果によると、中国の国家イメージの国際的な受容度が上昇し、中国の国家指導者の国家運営能力が広く認められていることが明らかになった。
2014年11月から12月にかけて行なわれた三回目となる今回の調査は、英国(ヨーロッパ)、米国(北米)、オーストラリア(オセアニア)、日本(アジア)、中国(アジア)、南アフリカ(アフリカ)、インド(アジア)、ブラジル(南米)そしてロシア(ヨーロッパ)など、地域や経済規模が異なる9つの国で実施され、各国から500人、合わせて4500人の一般市民に対してオンラインアンケート調査が行なわれた。
中国の全体的なイメージに対する点数は、昨年に比べて0.8点(10点満点)上がった。中国を除く他の8つの国々のうち、中国のイメージに対してつけた点数が最も高かったのはロシアで7.6点をつけた。これに対して、一番低かったのは日本で、わずか3.4点だった。また、中国人を除く本調査の参加者全体の46%は中国を「経済発展が早く、民衆の生活レベルが高い」国だと認識しており、一方、45%の人々は中国が貧富の格差の激しい国だと考えていることが分かった。
各国の国家指導者に関する調査の中で、中国の習近平国家主席の知名度が参加者全体の70%で第四位に入った。上位三位はそれぞれ米国のオバマ大統領(97%)、ロシアのプーチン大統領(91%)そして英国のキャメロン首相(86%)だった。また、国内外の実務を処理する能力において、習近平主席が第2位という高い評価を得た。
中国製品に関する調査では、レノボ、ファーウェイ、中国国際航空、ハイアール、アリババが外国人の間で最も知っている中国のブランドだということが明らかになった。2014年度の調査では、前年に比べて中国製品に対する評価が全体的に高くなっている。しかし、製品の品質と食品の安全問題は依然として中国製品を敬遠する大きな原因となっている。また、アフターサービスにおいても中国製品には改善の余地があることが指摘された。
(文=孫雅甜)
人民中国インターネット版 2015年3月19日
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