4月22日、中国外文局(中国国際出版グループ)とコフィー・アナン基金の共催による『コフィー・アナン演説集』『コフィー・アナン回顧録』中国語版の初出版を記念するセレモニーが北京で開催された。2001年ノーベル平和賞受賞者で、同基金の会長を務めるコフィー・アナン氏は今回のセレモニーに参加するために中国外文局を訪れ、中国外文局の周明偉局長がアナン氏一行を歓迎した。
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周明偉・中国外文局局長 |
中国外文局所属の外文出版社が翻訳と出版を手掛けた『コフィー・アナン演説集――我々民衆:21世紀の国際連合と向き合う』の中国語版には、国連事務総長時代のアナン氏が行った感動的で、重要度が最も高い演説が収録されており、その内容はコソボ戦争や東ティモールの軍事衝突、イラク戦争など重大な国際事件に及ぶ。同書はコフィー・アナン氏の政治的な視点や平和への信念、彼自身の雄弁さなどについて全面的に取り上げている。
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コフィー・アナン氏 |
訳林出版社によって発売される『コフィー・アナン回顧録――介入:戦争と平和における一生』の中国語版は、国連入り後のアナン氏の活動や世界を舞台にした政治家としての生涯、そして「9・11」やアメリカによるイラクおよびアフガニスタン侵攻、中東和平交渉、ソマリア、ルワンダおよびボスニアでの恐ろしい軍事衝突、コソボ、東ティモール、ダルフールでの人道主義に背く災難などにおける彼自身の経験や果たした役割を率直かつリアルなタッチで描いている。これら2冊の書籍はアナン氏の平和思想や発展理念、彼の豊富な経験を深く理解する上で大きな助けとなることだろう。(写真=楊振生)
人民中国インターネット版 2015年4月23日
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