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中国翻訳協会「訳講堂」
初講義は「中国を広めるために翻訳が果たす役割」

 

文=孫雅甜 写真=楊振生

 

除幕式。左端は周明偉・中国外文局局長

 

毎年9月30日は「国際翻訳デー」。この全世界共通の記念日を祝うために、中国翻訳協会主催の「訳講堂」が25日に北京で開講された。中国翻訳協会会長であり、中国翻訳研究院院長でもある中国外文局の周明偉局長が「中国をどう語るべきか?――翻訳事業が直面した挑戦と使命」をテーマに記念すべき第1回目の講義を行った。

中国外文局の王剛毅副局長は開講式の司会を担当するとともに中国翻訳協会を代表してあいさつをした。各界の翻訳の研究者や翻訳家など合計三百余人が来場し、講義に耳を傾けた。

 

講義中の周明偉・中国外文局局長

 

周局長は講義の中で、翻訳は世界に中国を知ってもらうための大切な懸け橋であり、中国が世界に進出するための手段の一つでもある。そのために翻訳家は国際情勢を常に勉強・研究し、視野を広げなければならないと述べた。また、いかにしてよりよく中国を世界に紹介し、より効果的に中国の声を世界へ伝えるかに関し、翻訳家は中国文化と異文化との違いを深く理解した上で翻訳すべきだなど、さまざまな提案をした。

今後、大衆向け公開講座「訳講堂」は、定期的に講義を行っていく予定。講義を中心に、交流会、トレーニング、オンライン教室などバラエティに富んだイベントを展開する。講師は「翻訳文化終身成就賞」受賞者、著名な翻訳家、翻訳の研究者などが担当する。毎年四つのテーマを設け、各テーマに合わせたイベントを行っていく。

 

 

人民中国インターネット版 2015年9月25日

 

 

 

 

 

 

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