文・写真=孫立成
346年の歴史を持つ中国医学・漢方薬界の老舗「同仁堂」は、10月9日に北京の釣魚台国賓館で、同社の国際電子商取引健康サービスのプラットホームとなる「同仁堂国際(TRT International)天然淘」のオンライン起動式を行った。
同仁堂は20カ国にある2000軒を超える店舗をもとに、世界の優れた健康・医薬資源を統合させ、高品質の健康に関する商品やサービスを世界中の消費者に提供することを目的としている。現在、同社は中国における薬品会社のサプライヤーとして、すでにアメリカ、日本、イタリア、シンガポール、カナダなど9カ国の国際的メーカーと独占的な協力関係を築いている。
現在オンラインではサプリメント、滋養強壮剤、パーソナルケア製品などが販売されている。近い将来、「追跡システム」も採用する予定。これは、全ての商品に二次元コードを印刷し、消費者がそれをスキャンすることで各商品の仕入れから販売までの流通プロセスや中国語版説明書、メーカーの情報などを知ることができるシステム。
同仁堂の梅群社長によると、「天然淘」オンライン業務の他にも健康カウンセリング、多国間での中国医学・漢方薬電子商取引と金融保険事業のプラットホームを立ち上げる計画があり、来年には実施に移すという。
人民中国インターネット版 2015年10月13日
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