――2015年笹川杯全国大学日本知識大会が吉林大学で開催
王漢平=文 孫立成=写真
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団体の部決勝の様子 |
11月14日と15日の両日、日本財団が特別協賛し、吉林大学と日本科学協会が共催する「2015年笹川杯全国大学日本知識大会」が吉林大学で行われ、中国各地から集まった400人余りの学生と指導教官が決勝大会に臨んだ。
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周異夫・吉林大学外国語学院院長の司会で開幕式が行われた |
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個人の部決勝に進出した8人の選手 |
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審査員 |
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中日両国からの来賓 |
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決勝戦を見守る各大学の先生や学生たち |
中国各地94の大学から参加したチームが2日間にわたって激しい戦いを繰り広げ、団体と個人の優勝が決定した。武漢大学は団体の部で出色の出来を見せ特等賞を獲得、次年度知識大会の開催権が与えられた。個人の部では洛陽外国語学院の肖子庥さんが一等賞になった。大会規定により、日本科学協会が団体の部のトップ3と個人の部のトップ6を、2016年2月に8日間の日程で行われる日本訪問に招待する。
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尾形武寿日本財団理事長から武漢大学に団体特等賞が授与された |
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大島美恵子日本科学協会会長(中央)、宿久高・吉林大学外国語学院前院長(左)から肖子庥さんに個人の部一等賞が授与された |
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中村健治日本科学協会常務理事から成績優秀だった学生たちに賞が授与された |
「笹川杯全国大学日本知識大会」は、中国の青年に日本に関する知識を深めてもらうこと、日本語学習の意欲を高めてもらうこと、両国の文化交流を促進すること、中日友好関係の重任を担っていける人材を育成することを目的にしている。大島美恵子日本科学協会会長は大会のあいさつで「相互理解は一朝一夕に達成されるものではなく、インタラクティブな交流プロジェクトをより多く行うことが必要です。今回の大会はそのうちの一つで、目的は中国各地の大学で日本語を学ぶ若者たちにより日本を理解してもらうことです。知識を通じて理解を得、理解を通じて友好を実現し、両国関係に友好的雰囲気をもたらしてほしいと思います」と述べた。
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あいさつする劉徳斌吉林大学学長補佐 |
劉徳斌吉林大学学長補佐、公共外交学院院長は、あいさつで、中日2000年の文化交流の歴史の中では平和と友好が主旋律で、両国関係の積極的で健全な発展の基石であり、両国の青少年交流を深めることは、両国の友好協力関係を打ち立てるための新しい力を育成する重要な任務であると述べた。
尾形武寿日本財団理事長は取材に対して、30年余りにわたって日本財団はさまざまな中日友好交流活動を行ってきており、今後も中日友好事業を継続していくと述べた。授賞式では、尾形理事長が決勝大会に進出した9チームすべての選手も一緒に日本訪問に招待すると発表し、これは決勝大会でトップ3に入れなかった大学生たちにとってまさにサプライズとなった。
日本科学協会は、中国での「教育・研究図書有効活用 図書寄贈プロジェクト」を基礎に、2004年から中国の一部大学で地域的な大学日本知識大会を開催、2011年には大会を全国規模に拡大した。その後、大会規模は絶えず拡大し、昨年北京大学で行われた大会には全国89大学が参加し、今年はさらに増加して100大学に近づくなど、大会の影響力はますます大きくなっている。
団体の部
優勝 武漢大学
一等賞 南京工業大学、吉林大学
個人の部
一等賞 肖子庥さん(洛陽外国語学院)
二等賞 金亮さん(吉林大学)、盧可棟さん(武漢大学)
三等賞 林依婷さん(西南民族大学)、欧陽雪振さん(黄岡師範学院)、台期霖(北京大学)
団体の部決勝進出6大学
安徽師範大学、浙江越秀外国語学院、西南民族大学、海南大学、中南財経政法大学、東北電力大学
人民中国インターネット版 2015年11月25日
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