文・写真=四谷寛
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講演する劉徳有氏 |
中日両国の政治や経済、サブカルチャーなどについて北京在住の研究者らが討論する「北京日本人学術交流会」(山口直樹代表)の第200回会合が12月5日、北京の中日青年交流センターで開かれた。山口代表は「簡単に結論の出ないテーマも含め、今後もさまざまな角度から日中関係に光を当てたい」と述べた。
学術交流会は2008年1月、学術的な討論を通じ両国の相互理解を促そうと、北京大学大学院に在籍していた山口代表が創設した。これまでに研究者や駐在員、留学生ら延べ約5000人が参加し、「日中戦争と従軍作家」「高倉健と中国」「中国における恐竜研究の最前線」などのテーマで議論してきた。
この日は劉徳有・元文化部副部長が講師を務め、1955年に郭沫若・中国科学院院長率いる中国科学代表団の通訳として訪日した体験を紹介した。また近年の中日関係について「今こそ民間交流が必要」と訴えた。
人民中国インターネット版 2015年12月8日
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