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日本漢字文化センター主催「今年の四字熟語」
2016年は「敬天愛人」に決定

文・写真=青山靖夫

 

里中満智子選考委員長が、入選者に蘇士澍氏の揮毫作品を贈呈した

 

 漫画家・里中満智子さんを選考委員長とする、日本漢字文化センター(埼玉県飯能市)主催の「第3回 あなたが望む『今年の四字熟語』」の発表会と揮毫会が2月5日に東京中国文化センターで行われ、2016年の四字熟語を「敬天愛人」に決定した。昨年12月25日から1ヶ月の募集期間に、新しい年への希望や願望を込めた742通の応募が寄せられた。

 

今年の四字熟語「敬天愛人」を楷書で揮毫する郭同慶氏

 

 選考会は1月28日に行われ、里中満智子選考委員長、木工芸家で人間国宝の須田賢司、元朝日新聞社文化事業部企画委員の小野公久両選考副委員長をはじめ、糸賀靖夫、佐々木芳邦、劉書明各氏の協議により、「今年の四字熟語」には東京都在住の大照晃裕による「敬天愛人」が選ばれ、創作熟語大賞に「日々楽観」、奨励賞に「五輪夢中」がそれぞれ選出された。

 

 選考委員と来賓、揮毫者による記念撮影

 

 発表会当日には揮毫会も行われ、毎日書道会審査員で大正大学教授の赤平泰処氏による篆書、謙慎書道会常任理事で豊道春海顕彰会長の豊道溪峻氏による草書、産経国際書会副会長で埼玉県書道人連盟名誉会長の岩田正直氏による行書、日本漢字文化センター副理事長で東京藝術院長の郭同慶氏による楷書と、日中5人の書道家が異なる書体で「敬天愛人」をそれぞれ揮毫し、会場を沸かせた。2014年の第1回から参加し、隷書を担当する蘇士澍・中国書法家協会主席は多忙のため来日がかなわず、作品展示のみの参加となった。

 

 発表会には外務省や中国大使館、日中友好協会、東京華僑総会、毎日書道会などの後援団体の代表や、応募者、書道関係者など約100名が参加した。

 

人民中国インターネット版 2016年2月15日

 

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