文・写真=中国駐新潟総領事館提供
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特設ステージ上で行われたさまざまなパフォーマンスは、観客の目を釘付けにした |
2月13日と14日の2日にわたり、新潟市随一の繁華街・古町7番地で「新潟春節祭2016」が盛大に行われ、新潟県各地や県外から訪れたのべ7万人が中国の春節文化を体験した。当地の中華料理店や有名ホテルや、陝西、湖南、山東の三省から招聘した有名シェフによる刀削麺、山東マントウ、肉まん、湖南ビーフンなどの屋台には長蛇の列ができ、中国の民間芸術家による剪紙(切り紙)や年画などの工芸品の製作体験コーナーも設けられた。また、陝西省の芸術団、横浜中華学校同窓会国術団、東京中国文化芸術センターによる各種演目も上演され、雑技、変臉、獅子舞、民族楽器の演奏などが来場者の喝采を呼んだ。
「新潟春節祭2016」は、中国駐新潟総領事館と新潟県、新潟市、新潟華僑華人総会、新潟県日中友好協会、新潟大学中国留学生学友会などの共催による。開幕式では郭燕・中国駐日本大使館公使、泉田裕彦・新潟県知事、森邦雄。新潟県副知事、篠田昭・新潟市市長をはじめ、国会議員代表、新潟の商業界、在日華僑と中国人、留学生代表に加え、韓国、ロシア駐新潟総領事や中国からの来賓らが中国服を着用し、テープカットを行った。
郭燕公使はあいさつで「春節は中華民族の伝統ある祭日で、中国の歴史文化の重要なシンボル。日本では多くの都市が毎年『春節祭』を行っており、すでに各地元の恒例行事として根付いている。日本の人々が中国の春節イベントに参加し、実際に体験することは、中国文化を理解する上で絶好の機会である」とイベントの意義を語った。
泉田知事は、「春節祭はすでに新潟の冬の風物詩として欠かすことができない。文化交流と人的交流を深めるこのイベントが、より多くの人々に楽しんでもらえることを望む」と希望を述べた。
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主催者と来賓はお揃いの中国服を着用し、テープカットを行った |
何平新潟総領事は、「日中関係が複雑な局面を迎えている今、中国の春節文化は両国民の心をつなぐ架け橋になるだろう。今年は陝西、湖南、山東の三省から来日した代表団が、悠久の歴史を持つシルクロード文化や地方の特色豊かな伝統的美食を披露したが、これらの中国の春節文化が、寒い新潟の冬に暖かさをもたらすものであってほしい」と語った。
続いて新潟を地元とする石崎徹、漆原良夫、菊田真紀子、西村智奈美、田中直紀の国会議員各氏があいさつを行い、春節イベントへの高い評価と称賛と、おのおのの立場から活力を発揮して両国関係の好方向への発展を推し進め、両国民の長期友好交流のために尽力したいと述べた。
人民中国インターネット版 2016年2月16日
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