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初音ミク「淘宝(タオバオ)造物節」に登場

劉瑞莉=文
 

7月22日、日本で人気を博している2次元少女・初音ミクが上海世博展覧館に姿を現す。タオバオを運営する阿里巴巴(アリババ)集団が開催する「淘宝造物節」に参加するためだ。

 

ファンには馴染みの『Tell Your World』ほか新曲2曲の計3曲を披露する。新曲の『Chainning Intention』は世界でも初公開となる。この新曲発表に合わせて開発チームは新たな動画を制作し、当日はホログラムと大型LEDスクリーンを組み合わせることで、あたかも初音ミクが実在するかのような視聴覚体験をもたらせる。

 

初音ミクは2007年8月31日にクリプトン・フューチャー・メディアから発売された音声合成・デスクトップミュージック用ボーカル音源、およびそのキャラクター。現在では日本のアニメ界で活躍する「人気歌手」となり、多くの若者を魅了している。アリババの責任者は次のように語る。初音ミクの開発に使用されている化学技術の要素と「造物節」の理念はかなりの部分で一致している。バーチャルアイドルの誕生は科学技術発展の産物といえる。コンサート会場でホログラムを用いて創り出される初音ミクは、ロボットなのか人間なのか、ファンたちを戸惑わせる。また、VR(バーチャル・リアリティー)やAR(拡張現実)技術の絶え間ない発展は、ファンと初音ミクとが仮想世界で交流するチャンスを増やし続けている。彼女が「造物節」に登場するのは始まりにしか過ぎず、初音ミクの開発チームは、VRショッピング「Buy+」を管理しているアリババVRラボと今後協力し、「初音ミク版Buy+」を開発していく。この開発により、ファンはVRの世界で初音ミクの新たな一面を発見するとともに、「プリンセス」と今までにない近距離で交流できるようになる。「初音版Buy+」の1日も早い開発が期待されている。今回のイベントで、初音ミクは中国語で挨拶する予定。初音ミクファンの期待はいやが上にも高まる。

 

同イベントは7月22日から24日まで開催され、「T」「A」「O」という三つのテーマをめぐり、タオバオ史上、最もユニークなオリジナルデザインやクールなファッション、さらにはブラックテクノロジーなどが紹介される。

 

人民中国インターネット版 2016年7月13日

 

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