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卓球を通じて語る中日友好史

文・写真=日中学院

 
 

7月2日、中国語・日本語専門学校の日中学院で、長年卓球を通して日中の交流に尽力している木村興治・日本卓球協会名誉副会長の講演会が行われた。日中国交正常化につながるピンポン外交を実際に体験した木村氏の話に、参加者は真剣に耳を傾けていた。

 

1962年から65年まで行われた相互訪問による日中卓球交流で築いた熱い友情から始まる木村氏の講演は、文化大革命の中で実現した1971年の名古屋大会、1972年のニクソン訪中、さらに同年9月の田中総理の訪中から日中国交正常化に繋がったピンポン外交に至るまで、全てが実際の体験に裏付けられており、当時を知る参加者にとっても魅力的な内容であった。講演は国交正常化前に東京で行われた世界選手権に中国人選手が参加した時の印象や、国交回復前の文化大革命の様子、また周恩来総理と会食した際の総理が語った忘れられない言葉など、様々なエピソードを交えて語られ、話題は中国の卓球がここまで強くなった理由から、今年行われるリオデジャネイロオリンピック、2020年東京オリンピックにおける日本卓球界の見通しなどにも及んだ。木村氏が代表選手だった当時を知る参加者もおり、最後の質問コーナーでは多くの質問が寄せられていた。

 

人民中国インターネット版 2016年7月20日

 

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