文・写真=岡田紘幸
中国国家観光局大阪駐在事務所と、福岡県内の中国料理店などで構成される社団法人日本中国料理協会福岡県支部は、6月16日に福岡を中心とする九州エリアを対象に、中国観光と中国料理の相互振興を目指す連携協定を締結した。
中国国家観光局は中国政府の直属機関で、日本では東京と大阪に駐在事務所を持つ。一方、東京に本部を持ち、1982年に設立された日本中国料理協会は、調理、接客、管理・運営等、中国料理に関する調査・研究や啓蒙活動を行っており、本部設立の約3年後に設立された福岡支部の加盟店舗は40以上、会員は個人を含めて172名で、食育・食文化の発展と若手料理人の育成を目指し、料理講習会やコンクールなどを開催している。
調印式で同支部の菅浩憲支部長は「双方の連携と交流を強化した上で互いに協力し、日中の交流の輪を広げたい」とあいさつした。今後支部会員の各店舗は店内に中国観光のパンフレットを置くなどで来店客に中国旅行をPRする他、支部内での中国国家観光局福岡分室の新設や、中国の旧正月を祝う大規模な「春節祭」の福岡市内での開催も予定される。菅支部長は「旧正月の時期は中国料理店の繁忙期と重なるが、互いに協力して大きな祭事にしていきたい」と意気込む。
人民中国インターネット版 2016年7月20日
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