文・写真=山田慶太郎
上海出身で在日書家画家のプロ集団「東京海派書画院」が平成28年12月22日に都内で発足した。発起人である書道家の郭同慶氏や画家楽震文氏と夫人・画家の張弛氏の呼び掛けにより、多数の上海出身の書家画家が積極的に応じた結果である。
設立総会の式典に来賓として中国大使館文化部参事官陳諍氏、三等書記官劉贇氏、榮蓉氏、一般社団法人東京華僑総会顧問・前会長廖雅彦氏、作家で「中文導報」の編集長張石氏などが参列した。文化参事官陳諍氏は、「2017年は中日国交正常化45周年になる記念すべき年であり、その直前に設立された東京海派書画院のメンバーはみな80年代以来日本で豊かな実績を積んでいる上海出身の著名な書家画家である。是非とも書画藝術の発展並びに中日文化交流促進のため、多いに活躍して頂きたい」と祝辞を述べられた。
設立総会で役員人事が了承された。
名誉院長は楽震文氏、院長は沈和年氏、常務副院長は郭同慶氏、副院長は張弛氏、卓民氏、事務局長は王志倫氏となり、また、各専門委員会を設け、学術委員長は陳達明氏、副委員長は方亜平氏、洋画藝術委員長は孫家珮氏、副委員長は蔡国華氏、中国画藝術委員長は王俊氏、副委員長は范民峰氏、書画篆刻藝術委員長は王志倫氏が就任された。「東京海派書画院」は今後各種展覧会やシンポジューム及び普及講座を開催する予定である。
発起人の楽震文氏並びに夫人・画家の張弛氏は上海と東京の両地で幅広く支持される人気画家である。院長に就任した沈和年氏は上海画壇で花鳥画大家唐雲先生の高弟であり、来日約30年となります。長年に亘り、日本国際水墨藝術促進会運営委員及び日本総合水墨画展審査員などを務めている。また、水墨画教本を執筆し、各地で水墨画教室を通じて水墨画の普及と振興に貢献した方である。沈和年院長は「みなと共に海派藝術の研究と発展並びに中日文化交流の促進に尽力して参りたい」と抱負を述べた。
人民中国インターネット版 2016年12月26日
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