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グルメの都で中国の味を満喫
大阪の春節祭が初開催

 

写真・文=呉文欽

 

1月27日から29日の3日間、「2017 中国春節祭in大阪天王寺」が大阪市の天王寺公園で行われた。27日に行われた開幕式に数千人が参加したほか、会場は中国の正月を満喫する多くの人々で賑わった。

大阪の春節祭は中国駐大阪総領事館が主体となり、日中文化事業団が主催する。現在、中国の旧正月を伝える「春節祭」が日本各地で行われているが、大阪での大規模な開催はこれが初めて。「くいだおれ」の都・大阪らしく、50に及ぶ屋台では羊蝎子(羊のあばら肉の骨付き煮)、冰糖葫芦(サンザシの飴がけ)、醤猪蹄(豚足の醤油煮込み)、雲呑(ワンタン)など、北京のディープな庶民の味を中心に、中国本場の味で来場者を魅了した。

羊蝎子(羊のあばら肉の骨付き煮)

冰糖葫芦(サンザシの飴がけ)

茶葉蛋(ゆで卵の茶葉煮)

 

雲呑(ワンタン)

 

中日両国から参加の各種プログラムも豊富で、特に日本帰国者団体聯合会による中国東北のヤンコ踊り(秧歌)には中日合わせて150名が参加し、会場を盛り上げた。

 ヤンコ踊りは「健康に良い」と、中国全土の中高年女性に大人気の踊り。会場を訪れた中国人からは「まさか日本でヤンコ踊りが見られるとは思ってなかった」との声も聞かれた

「春節祭を関西地区に住む華僑華人が共に盛り上げ、日本の人々に中国の春節文化を広めるプラットホームになることを望む」と語る李天然・中国駐大阪総領事 「大阪で春節祭が行われることで、さらに多くの中国人観光客が大阪を訪れ、大阪市民に中国の春節文化を体験してもらうことで、日中両国民の理解と交流が進むことに期待する」と語る大橋一功・大阪府議会日中友好議員連盟会長 「大阪春節祭は当地在住の華人華僑が祝うだけでなく、日本の人々にもこの日を楽しんでもらうことで、中日文化交流にわずかながらでも貢献できればと思う」と語る張永勝実行委員長

 

人民中国インターネット版 2017年2月22日

 

 

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