写真・資料提供=中国文化センター
岡山県の美作市立作東美術館で、「中国農村・漁村ライフスタイルアート展」が美作市と中国文化センターとの共同主催で3月1日から19日まで開催される。農民画と漁民画の同時展示は日本初。美作市を皮切りに、全国での巡回展が予定されている。
中国農民画は通俗画の一種で、中国伝統文化の思考、造型、技術、色彩、現代絵画の意識を融合しつつ変化させた表現方法として知られる。中国各地の民俗をベースに農民の生活をモチーフにして、「天を描き、地を描き、自分を描く」という特徴が農民画家の手によって見事に表現されている。奇抜な構図や誇張ぎみの表現、強烈な色彩は中国の農民画独特のもので、「東方のピカソ」と呼ばれることもある。
今回の展示では「中国現代民間絵画の故郷」である浙江省嘉興市と舟山市から、約50点の農民画・漁民画の傑作を集めており、純朴な大地と海の香りを帯びた作品には、農民・漁民画家独特の芸術的視点と美意識が凝集している。
開館時間:午前9時30分~午後4時30分(初日のみ午前11時30分~)
入館料:無料
オープニングセレモニー:3月1日 午前11時30分〜
問い合わせ:美作市教育委員会社会教育課0868(72)2900
人民中国インターネット版 2017年2月22日
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