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桜と二胡のコラボレーション
桜満開の春、存分に二胡の魅力を味わおう

 

日本の桜と中国の民族楽器の代表格である二胡を共に楽しむ野外コンサート「第12回 愛・地球発 二胡のふるさと 桜二胡音楽会 2017」が、4月2日(雨天の場合は4月9日)に名古屋市にある徳川園蓬左文庫前広場で開催される。

 

今年で12回目を迎える「桜二胡音楽会 2017」は、総勢120人にも及ぶ中日の二胡演奏者が、日本の名曲や中国民謡、ポップスなどを合奏するもの。今回の曲目は「学生時代」、「翼をください」、「川の流れのように」など日本の曲に加え、「赛馬」、「光明行」などの二胡の代表曲が演奏されるほか、三味線との合奏や、南京から招いた民族楽器演奏者とのコラボレーションも予定されている。さらに初心者にも優しく二胡の手ほどきをしてもらえる体験コーナーも設けられ、満開の桜の下で二胡を満喫できるプログラムとなっている。

 チャン・ビン二胡演奏団の団員は全員日本人。チャン・ビンさんの指揮で合奏を行う(桜二胡音楽会 2016 以下同じ)

「中部地区を日本の二胡のふるさとに」をモットーに活動を続けてきた、主催団体「特定非営利活動法人チャン・ビン二胡演奏団」の代表張濱(チャン・ビン)さんは、桜二胡音楽会の他にも日本で様々なイベントを開催し、多くの日本人に二胡の魅力を伝えてきた。12年目を迎える「桜二胡音楽会」は、すでに名古屋市の春のイベントとして、多くの市民に親しまれている。

 団員の演奏をバックにチャン・ビンさんもソリストとして参加

 すでに名古屋の春の風物詩ともなった音楽会には、多くの観客が二胡と桜を楽しみに来場する

「桜二胡音楽会 2017」は市民手作りのコンサートでもあり、中国人留学生や研修生が多数ボランティアスタッフとして参加。昨年ボランティアとして参加した日本人男性は、「去年の桜二胡音楽会でボランティアとして参加するまで、二胡がどんな楽器かも知りませんでした。他の楽器にはない二胡の柔らかな音色は、多忙な日々に忘れかけていた心の安らぎを取り戻してくれました」と語る。二胡にすっかり魅了された男性は観客から一転、今年は演奏者として舞台に立つという。

 

日時 2017年4月2日(日) 14時開演 *鑑賞無料。雨天の場合は4月9日

場所 徳川園 蓬左文庫前広場

 

*詳細はチャン・ビン公式ホームページで。

http://www2.odn.ne.jp/zhangbin/schedule/index.htm

 

人民中国インターネット版 2017年3月3日

 

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