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「日中の違いを乗り越えるには」をテーマに若者シンポジウム開催

 

写真提供=日本日中関係学会

 

日中メディアについての議論に臨むパネリストたち

 

3月17日、「第五回日中学生懸賞論文(宮本賞)」受賞者への表彰式と受賞者による若者シンポジウムが東京・神田の学士会館で行われた。シンポジウムには約95名が参加し、「日中の違いを乗り越えるには」の総合テーマで基調報告とパネルディスカッションを展開した。宮本賞は日本日中関係学会が主催する、次世代を担う若者たちが日本と中国、東アジアに強い関心を持ち、よりよい関係構築のために大きな力を発揮してほしいという趣旨でスタートし、今回で5回目を迎える。

 

元駐中国大使で日中関係学会会長の宮本雄二氏も授賞式に参加し、受賞者たちを激励した

 

パネルディスカッションでは、「日中のメディア・世論について」「日中交流を促すためには」「日中企業のあり方の違い」を中心に議論が行われた。「誇張やセンセーショナリズムを排し、真実をついた思いやりのある報道をすべきだ」「環境問題を日中関係改善の突破口にしてはどうか」「農協同士の対等な交流が望まれる」など様々な提案がなされ、中日間の違いを乗り越える努力の必要性が強調された。

一方、昨年6月から募集を開始した「第五回日中学生懸賞論文(宮本賞)」は、「学部生の部」で38本、「院生の部」で24本、合計62本の応募があり、これまでの最高を記録。12月末に「学部生の部」で最優秀賞1本、優秀賞3本、特別賞4本、「院生の部」で最優秀賞1本、優秀賞3本、特別賞3本を選出。全文を書籍化し、日本僑報社から出版された。

 

受賞者の記念撮影

 

表彰式と若者シンポジウムには、北京第二外国語学院、北京師範大学など中国の大学から受賞した4人の学生も招待され、翌日にはこれら中国人学生と日本人学生などが群馬県の万座温泉に1泊し、さらに中日学生間の交流を深めた。 

今回の受賞論文には、中日関係改善のための環境協力、中国に進出している日系企業の成功法、生活系廃棄物の減量法など、中日の違いを乗り越え、共に発展していくための提言が目立った。

 

第5回宮本賞の受賞論文購入詳細は、日中関係学会公式ホームページまで。

https://www.mmjp.or.jp/nichu-kankei/miyamotoshou/170317ronnbunnshuuannnai.html

 

 

 

人民中国インターネット版  2017年3月31日

 

 

 

 

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