吉林大学の卒業生を中心とした企業経営者による経済団体「吉林大学日本商工連合会(JJBC)」が設立され、5月12日に東京・小川町で設立式が行われた。日本ではすでに多くの中国の大学が同窓会を立ち上げているが、相互協力のプラットフォームとして、卒業生の起業家を主要メンバーに据えた団体はJJBCが初めてとなる。
1978年に始まった改革開放以降、多くの吉林大学の卒業生が日本に赴き、勉学や就業で成長し続けてきたが、日本で起業し、企業経営者になった人材も少なくない。ビジネスで中日友好交流に寄与した卒業生たちは、JJBCの設立によってより幅広い戦力となり、両国の友好に貢献することが期待される。
設立式のあいさつで、吉林大学日本校友会の辛赤邑会長は「私たちは日本での第一歩をごく普通の留学生から始めたが、今では企業経営者にまで成長した。私たちには、社会や中日両国へより大きく貢献できる能力が十分にあると感じている」と設立の意図を述べた。当日は日中友好協会会長で元駐中国大使の丹羽宇一郎氏も出席し、両国のビジネス交流にJJBCが寄与することへの期待を寄せた。
人民中国インターネット版 2017年5月16日
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