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日本科学協会が図書寄贈対象大学を訪問

 

2017年5月18日から22日にかけて、公益財団法人日本科学協会と人民中国雑誌社の図書寄贈プロジェクトの責任者一行は内蒙古師範大学、青海民族大学、西安外国語大学など図書寄贈対象大学を相次いで訪問した。

 

趙東海副学長と懇談する日本科学協会一行

 

日本財団の協賛により、同協会は過去の19年間で、中国の64大学に対し計362万冊以上の図書を寄贈した。これらの図書は日本の出版社、企業、大学、研究組織および個人の方々から提供され、中国国際図書寄贈センターを通じて、中国の各大学に贈られた。このプロジェクトはある程度において中国の日本語教育と日本文化研究を促進し、中日両国の相互理解を増進した。

 

内蒙古師範大学図書館で日本語図書の情況を見学 日本語科の大学生と交流し、彼らが必要とする書籍について知る

 

5月18日、同協会一行は内蒙古師範大学を訪れ、同校の趙東海副学長、張建軍図書館副館長および日本語科の教師たちと座談会での交流を行った。かつて笹川奨学金を3度獲得した趙副学長は同校の学科や教員の情況、図書館などを紹介した。内蒙古師範大学は200人余りの日本語専攻の学生を有し、中国で唯一、モンゴル語と中国語で授業を行う大学だ。

 

座談会の様子

 

宮内孝子課長に蔵書の情況を紹介している巴図主任 顧文君部長に青海民族大学の歴史と図書館の情況を紹介している那成英館長

 

5月20日、同協会一行は青海民族大学外国語学院を訪れた。西寧中日交流の窓で、同校の国際教育学院祁富民院長、外国語学院呉暁紅副院長、図書館の那成英館長、西寧中日交流の窓の巴図主任および日本語科の学生たちと懇談を行った。祁院長は同校の教師、学科および図書館の情況を紹介した。また、日本科学協会の支援で日本語図書の蔵書数を増やし、日本語教学資料を豊かにし、周辺の学校の教師と学生の日本語学習をサポートしたいという願いを語った。その後、一行は図書館と院校発展資料館などを見学した。

 

日本科学協会一行と会見する王軍哲学長

 

5月22日、同協会一行は西安外国語大学を訪問した。同校の王軍哲学長は学校と日本語図書・資料の基本情況を紹介すると同時に、協会の支援を得て、西安外国語大学を中国西部における日本語図書・文献資料の中心地として建設したいという願いを示した。

 

日本文化経済学院の教師代表と懇談する一行のメンバー

 

来年、同協会は図書の寄贈範囲を河北省、海南省、山西省、広東省などの大学に拡大するという。

 

 

 

 

人民中国インターネット版  2017年6月6日

 

 

 

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