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就学前クラスの先生 黄雪芹さん

子どもたちはあたらしい活力の源 

 


【黄さんの一言】
子どもたちと一緒にいると未来への希望が沸いてきます

 長い間ハルビンで仕事をしていたため、東北なまりが少しある。性格も、東北人のようにさっぱりとしていて大らかだ。

 

 1990年、癌を患った。「もし癌にかからなければ、定年までずっとハルビンの幼稚園で先生をしていたことでしょう」

 

 泣く泣く好きな仕事を辞め、故郷へ戻って休養することになった。そして前向きに治療に励み、体を鍛えた。そのうえ、夫や娘と一緒に地元テレビ局の家族で参加するかくし芸番組に出演。みごと総合賞に輝いた。

 

 娘が大学を卒業し、北京で仕事を探すことになったとき、心配で一緒に上京。自分も、以前のキャリアをいかして、小学校入学前の子どもたちが学ぶ「就学前クラス」を開設し、そこで教えるようになった。

 

 中国と欧米の幼児教育を融合させたいという自分の理想を実現した。そして、子どもたちからは未来のパワーをもらっている。 (楊振生=写真・文)


   
[AM6:30]
勤め先の近くの公園に行って朝の体操。毎朝1時間半ほど運動して、体を鍛えるのが日課となっている。


  [AM9:30]
子どもたちの勉強をみる。儒教の経典『大学』の幼児用教材をみんなで朗読。


 
   
[AM10:30]
子どもたちと一緒に近くの公園で体操。散歩に来ていた人々も集まってきて、たいへんにぎやかだ。

  [AM11:30]
食堂で昼ごはんを食べる。栄養バランスを考えて、子どもたちに料理を取り分ける。

 
   
[PM13:00]
おなかいっぱいになったら、子どもたちは教室でお昼寝。みんなを静かに寝かせるのはひと苦労。

  [PM17:30]
今日の「就学前クラス」は終了。保護者が迎えにきて、子どもたちは元気に帰っていく。


 
【お部屋拝見!】


黄さんが開設した「就学前クラス」は海淀区のコミュニティーサービスセンターの3階にある。5歳の子どもたちを30人預かることができる。月謝は1000元。

 


持ち物
チェック!
 
 

図柄はちょっとハデだが、新生活への意気込みを表している。(1500元)

 
 

「教師資格証書」。資格の種類は幼稚園教諭

 
 
がんばった子どもにあげるご褒美のシール

 
 
朝の運動で使う扇子。これをもって踊る

 
 

自分で編集した教材。数学的思考を養うもの

 
 
【プロフィール】1958年、山東省煙台市に生まれる。黒竜江省ハルビン市で幼児教育を学んだ後、同市の幼稚園で働く。2004年に北京にやってきて、「就学前クラス」を開設。夫は煙台市の技術学校の教師、娘は北京の幼稚園に勤務している。

 

人民中国インターネット版

 

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