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【武さんの一言】毎日自宅と職場を往復するだけで生活は地味ですが、将来の可能性はいっぱいつまっています。
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大学ではオランダ語を勉強していたが、就職先のラジオ局ではウルドゥー語部に配属された。もちろん、ウルドゥー語については何の知識もない。そこで、最初の一年に与えられた任務は、ウルドゥー語を学ぶことだった。
職場がネイティブの先生をつけてくれたおかげで、生きたウルドゥー語を学ぶことができている。また、もともと負けず嫌いの性格もあって、上達は速い。
大学時代に聴いた曲で、旋律が美しく忘れられない歌があった。ウルドゥー語を学んでから、それがインドの流行歌であることを知ったときはとてもうれしかったという。「今まであまり関心のなかったインド映画や、南アジア諸国の文化・風俗に興味を持つようになりました」 (楊振生=写真・文)
注 中国国際放送局(北京放送)のウルドゥー語番組は1966年に始まった。パキスタンやインド、バングラデシュなど南アジアの国々に向けて放送している。 |