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【梁さんの一言】 街がキレイになったのを見ると自分の存在意義を感じます。 |
始めは、道路清掃の仕事なんてとても簡単だと思っていた。しかし実際は違った。「初めてゴミ箱を背負い、ホウキを手にして仕事をしたとき、ゴミ箱がうまく扱えず、背負ったと思ったらずり落ちてしまいました。ベテラン作業員に教えてもらって、ようやく要領をつかんだのです。一日仕事をしたら、腕も足もクタクタで痛かった」
所属する会社は、2008年のオリンピックを迎えるに当たって、道路清掃作業の全面的な機械化を実現するため、清掃車を数台購入した。そのとき、真面目な仕事態度を評価された梁さんは、新しく設けられた清掃車運転手チームのチーム長に抜擢されたのだ。
上京してもう7年になる。「北京は本当に大きく変化した。小道が大通りになり、平屋が高層ビルに変わった。道路のゴミもだいぶ少なくなりました。北京市民の公衆道徳とマナーの向上を反映していると言えるでしょう」(楊振生=写真・文) |