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【陳さんの一言】 首都の交通警察の一員として長安街のスムーズな通行を保障したい。 |
力強い話し方で、一見、厳しそうな印象を与えるが、それは交通警察という職業の性だという。特に、北京のメーンストリートである長安街を守っているとなるとなおさらだ。休日には、国内外からたくさんの観光客がやって来るため、彼らの記念写真に一緒に収まることもしばしば。自分の仕事に誇りを持つ一方、その責任の重さを改めて感じる。
交通量の多い長安街で、「停止」「直進」などの手信号を1時間に300回以上繰り返す。午前と午後、それぞれ3時間ずつの勤務なので、1日合わせて2000回ほど手信号を出していることになる。
厳しい仕事を続けるには、トレーニングが欠かせない。走りこみや腕立て伏せ、腹筋運動を毎日地道に続けている。
ウィークデーは宿舎に泊まるため、家族と会えるのは週末のみ。妻と娘にはいつもすまないと思っている。目下の夢は、家族を連れて旅行をすること。 (楊振生=写真・文) |