参考データ
▽北京オリンピックの期間中は、詳細な天気予報が繰り返し提供される予定。北京や青島などには自動観測ネットワークやドップラーレーダーなどが増設され、気象衛星からの画像の送信も通常の1時間1枚から30分1枚のペースに増える。また、短時間気象警報システムも確立し、大気環境のリアルタイム情報と数分から12時間以内に災害をもたらす恐れのある天気を即時に予報し警報する。
▽今のところ、2~3日後までの天気予報の的中率は70~80%。2010年までには、一般に提供する天気予報を現在の2~3日後から7日後までに伸ばしたいとしている。さらに、重大な災害をもたらす気象現象に即時対応できる警報システムを確立し、30分以上前に雷雨、暴風、山津波、土石流など局地的かつ突発的な災害の警報を出す。気象警報の普及率は95%に達する見込み。
▽日本や米国などでは、「降水確率70%」などと確率予報を行っているが、中国では行っていない。一時、北京などで試みたことがあるが、人々がそれに慣れず、理解できなかったため、中止した。