フェルプスの再来か 呉鵬
呉鵬(Wu Peng) 出 身 浙江省 生年月日 1987年5月16日 身 長 180cm 体 重 72kg 2006年、短水路競泳世界選手権男子200mバタフライで優勝。 2006年、ドーハ・アジア大会の男子200mバタフライで優勝。
2006年、ドーハ・アジア大会の200メートルバタフライで、呉鵬はわずかな差で日本の柴田隆一、松田丈志を破り、この年の世界第2位の好記録で優勝した。レースを終えた呉鵬は、「不可能と思われた任務をいまやり遂げたばかりだが、これで『神話的人物』である米国のフェルプスに挑戦する自信が持てた」と笑いながら話した。
呉鵬の両親は二人とも、バスケットボールの選手だった。だから両親は、バスケットを呉鵬の人生の目標に定めた。しかし、5歳になった呉鵬は太ってしまい、体重は両親の許容する限度を超えていた。体重を減らすため、両親は彼を水泳教室に入れた。意外にもおデブちゃんの呉鵬は、生まれつき泳ぎがうまく、コーチは彼を水泳チームに引き止めた。それから15年、ずっと水泳を続けている。
数年後、呉鵬は、水泳は体型をコントロールするのみで、体重を減らすことはできないことをやっと悟った。普段のトレーニング量を少し減らすと、体重は増加した。だから彼は、自覚してずっとトレーニングを続けている。「僕は怠けることができない。怠けるとすぐ太るから」と言う。
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