「五輪期間中の通行制限措置、できるだけ早く公開すべき」 人大代表
北京五輪期間中、北京政府は半数以上の乗用車の通行制限を実施することになっている。北京市人民代表大会の代表で、中国道路運輸協会の王麗梅秘書長は、どんな通行制限を採用するにしても、北京政府はできるだけ早くそれを公開するべきだと語った。また北京市人大代表である北京物資学院の邹暁美法学副教授は、通行制限が3カ月を上回る場合、その対策の中に運転手への保障条項を組み入れるべきだと考えている。
通行制限の方案に関して王麗梅秘書長は、「政府が行った、乗用車のナンバーの奇数と偶数での通行制限や、公用車の利用を少なくテストではよい効果をあげた。もちろん北京五輪期間中、政府は様々な通行制限を増やし、公用車やマイカーの利用を制限するだろうが、全てが利用できないとすれば、市民生活に支障をきたすかもしれない。通行制限の基本的な原則は、五輪の目標を達成すると同時に、市民への影響をできるだけ抑えることだ」と考えている。そして五輪にとって通行制限は不可欠で、政府は事前に市民に通行制限の法案を公開し、どうしてこうした対策を実施するのかをはっきり説明した上で、市民の理解や協力を得るべきだと語る。
市民や人大代表の一人として邹暁美副教授は、市民たちがこの特殊な時期の特殊な政策を理解すると信じているが、通行制限が3カ月を上回る場合、政府はできるだけ早く情報を公開し、市民の意見を求めるべきだとしている。
「チャイナネット」 2008年2月25日