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政協活動報告要旨 対外交流の新構造を構築など

 

中国人民政治協商会議・第11期全国委員会(第11期全国政協)の第1回会議が3日午後に人民大会堂で開幕し、第10期全国政協常務委員会を代表して賈慶林主席が活動報告を行った。報告の要旨は次の通り。

 

(1)社会主義民主政治を積極建設

 

過去5年間で、第10期全国政協は民主党派や無党派との協力および共同作業を強化した。民主党派と無党派による代表発言の機会を重点的に用意し、その提案や社会状況・民意情報を重点的に処理し、十分に反映させた。重要な視察・考察・協議・外事活動にはいずれも民主党派と無党派を計画的に招待した。

 

第10期全国政協は人民政治協商会議という政治組織・民主形式の重要な役割を十分に発揮した。全体会議の期間、政協委員は政府活動報告およびその他の重要報告を聴取し、憲法改正や反国家分裂法などの重要法規および国家経済と民生に関わる重大問題をめぐり意見および建議を提出した。中国共産党中央の指導者は委員と共に国の大方針を協議し、グループ討議に71回参加した。中国共産党中央、国務院、および関係部門の担当責任者は政協大会での発言を聴取し、グループ討議には延べ1300人余りが参加した。特別専門の議題に関する常務委員会議を10回、特別専門の議題に関する協議を5回招集し、経済と社会の発展における重大問題について、中国共産党中央・国務院・関係の部・関係委員会の担当責任者と双方向的な交流を行い、国家の重大な政策決定をより良く貫徹実施するための重要な拠り所と参考点を提供した。

 

(2)祖国統一活動を積極展開

 

第10期全国政協は祖国統一・海外親睦活動を積極的に展開し、中華民族の凝集力を不断に強化した。さまざまな手法とルートを通じて、香港・澳門(マカオ)に対する党と政府の方針および政策を積極的に宣伝し、国の経済・社会発展状況と政協常務委員会議の精神を香港・澳門の委員に迅速に伝え、大陸部12省(自治区・直轄市)での香港・澳門の委員による視察・調査活動を入念に組織し、国家の発展のために献策し、力を尽くすよう奨励した。香港・澳門の社会・政治問題において両都市の委員が果たす役割を非常に重視し、関係する活動体制を模索し、香港・澳門の繁栄と安定への彼らの貢献を支持した。

 

(3)対外交流の新構造を構築

 

第10期全国政協は交流と協力を拡大し、人民政協による対外交流の新構造を構築した。5年間で、全国政協主席会議のメンバーは70カ国近くを訪問し、計46人の副議長クラス以上の訪問団を受け入れた。また、2005年の「21世紀フォーラム」会議を成功させた。中国経済社会理事会は経済社会理事会国際協会の第10回全体会議を運営し「北京宣言」を採択したほか、欧州連合(EU)経済社会委員会と円卓会議制度を創設した。全国政協は現在までに121カ国の211機関、12の国際・地域組織と連携を確立し、友好交流を展開している。

 

(4)今後5年の活動に6提案

 

今後5年間の活動に次の6つの提案を行う。(1)マルクス主義中国化の最新成果を用いて理論武装する(2)科学的発展観の貫徹実施をめぐり、提案を行い、力を尽くす(3)政党関係・民族関係・宗教関係・階層関係・国内と海外在住の中国人の関係の調和を促進する(4)社会主義文化の大発展と大繁栄を適切に推進する(5)香港・澳門(マカオ)・台湾の住民との団結・親睦活動に真剣に取り組む(6)対外友好交流をさらに拡大する。

 

「人民網日本語版」 2008年3月4日

 

 

 

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