温総理、都市農村の住民の収入増に力を入れる
温家宝総理は第11期全国人民代表大会(全人代)第1回会議で5日、政府活動報告を行い、住民の収入増について次のように述べた。
都市農村の住民の収入増を達成するには、国民所得の分配構造を調整し、所得分配制度の改革を深化させ、国民所得の分配における住民所得のウェートを逐次高め、第一次分配における労働報酬のウェートを引き上げることがポイントである。一、多くのルートを通じて農民の収入を増加させ、農民就労者の賃金を期日通り全額支給するよう確保し、貧困脱却扶助基準を適切に引き上げる。二、企業の職員・労働者の賃金水準を引き上げ、その正常な引き上げと支給を保障するメカニズムを確立する。企業が賃金の集団協約制度を確立するよう促し、賃金変動規制枠を設け、最低賃金制度を健全なものにし、それを徹底させる。国有企業の賃金総額に対する管理方法を改革し、独占業種における企業の賃金の監督・管理を強化する。三、今年一月一日から、引き続き三年連続で企業の定年退職者の基本養老年金水準を再度引き上げる。四、公務員給与制度の改革を深め、公務員の手当・補助の規範化仕事に引き続き大いに力を入れる。事業体の所得分配制度の改革の進捗を速める。五、職員・労働者の有給休暇制度を実行に移す。それと同時に、消費に関する政策をさらに充実させ、サービス消費の分野を広げ、住民の消費に対する期待を安定させ、当期の消費を拡大する。経済成長の成果を合理的に大衆に分ち与えなければ、大衆から広範な擁護を得られず、社会の調和と安定を維持できない。
「チャイナネット」 2008年3月5日