上海、大型機プロジェクトの合弁会社が3月に成立
全国人民代表大会の代表で、西安飛行機工業(集団)有限公司の孟祥凱・副総裁は4日、記者の取材に対し、中国航空工業第一集団は、両会(全国人民代表大会と全国政治協商会議)において、「大型機プロジェクト」に関する立法の提議を行おうとしていることを明らかにした。大型機プロジェクトを、持続可能で、安定性のある発展をとげ、産業の成功を保証するためだ。中国大型機プロジェクトの合弁株式会社は、今年3月に上海で正式に設立する予定だという。「新京報」が伝えた。
孟・副総裁は、大型機などの航空工業プロジェクトは、研究開発期間が長く、投資金額が大きく、リスクも高い。10数年、もしくはそれ以上の期間が必要になるプロジェクトだ。そこで、航空工業の発展が、政府のメンバー交代に左右されることのないことを保証し、大型機などのプロジェクトが、持続可能で、安定した発展をとげ、産業の成功を収めることを保証するために、国家が「中華人民共和国航空工業法」を制定し、航空工業の発展に法的な管理制度を取り入れるよう提案するものである。
いわゆる大型機とは、一般に離陸総重量100トン以上の貨物輸送機で、軍用、民用の大型貨物輸送機を含むもの。また150座席以上の幹線を飛ぶ旅客機も含まれる。世界で大型機の製造能力があるのは、米国、欧州4ヶ国、ロシアだけで、米ボーイングと欧州エアバスが市場を独占している。
「人民網日本語版」 2008年3月5日